ドライブレコーダを自力でつけてみた

テレビで「あおり運転」がニュースになり、証拠映像としてドライブレコーダの映像が流れているのを見るようになりました。
自分もいつ「あおり運転」に合うのか可能性は0%ではないので自動車整備工場で取付工賃の値段を聞いたら結構なお値段!!
昔、トラックやタクシーに業務用無線機を取付る仕事をしていたので、
「取付方法は似たようなもんだろう」
と思ってやってみることにしました。

今回取付けるドライブレコーダはこちら。

楽天市場で4,680円で売っていた激安ドライブレコーダ!!

箱の中身はこんな感じ(取付台が2種類あるのはイイ!!)

さて、取付位置をどうしようか?

運転中の視界も考えたらバックミラーの後ろがいいのではということでここに決定!!

ちなみに電源線はフロントガラスの周りを這わせて助手席ドア横のピラーからヒューズボックスのある床下へ落とし込みます。

実際に配線中の写真がこちら。

天井カバーのスキマやピラーのゴムパッキンの間を手でこじ開けるとスキマができるのでその中に電源線を入れてやると簡単に配線できます。
マイナスドライバーなどで無理やりすると車や配線に傷がつくことがあるので、オールハンドでやることをお勧めします。
自動車整備士さんだと化粧板を外して作業するのですが、素人がやると戻せなくなるのでお勧めしません。
ちなみに、業務無線機を取付ていたときはきちんと外して作業しておりました・・・(笑)

次は電源を接続することにします。

電源を接続する方法としては、シガーソケットに直接接続する方法もあるのですが、スマホの充電などにも使うことも多いので今回はヒューズから電源を取り出しでシガーソケットを増設したいと思います。

ここから電源を増設します。
特殊な工具や器具がいるのかな?と思われますが、実はホームセンターでカー用品コーナーで普通に売っているものでO・Kなんです

左:増設用の電源ソケット(約800円)
右:電源取出し用のヒューズ(約450円
結構お安いでしょ!!
さて作業といきますか。

電源取出し用のヒューズをヒューズボックスに差し込むだけで電源取り出せます。

しかし、ここで確認してほしいことがあります。
電源の取り出し場所を、取扱説明書で確認してから差し込む必要があります。
写真にあるヒューズの先にはいろいろな装置がつながっていて間違えて取り付けると車の走行や機器の動作に影響がでるおそれがあります。
取扱説明書で「シガー」や「アクセサリー」という場所を確認してから差し込んでください。トラックや営業車、タクシーなどには「予備電源(ACC)」というのがある場合があるのでその場合そちらを使ってください。

次は増設用の電源ソケットを設置します。

ヒューズボックス下にある助手席側の床下に設置します。
助手席の化粧板を外すと配線がごちゃごちゃ出てきますが結構スペースもあります。
そのスペースを利用して電源ソケットを設置したいと思います。

結構スペースがありますよね。ここに入れるときれいに収まります。
ただ、フロアマットより上になるように納めましょう。雨でぬれた靴などの水で機器を壊す可能性があります。
ちなみに、トラックのパトライトや拡声器、カーナビなどの装置をここに収める自動車整備工場の方さんも結構います。

大事なことがあります。
一番大事な電源の取り回しを書き忘れておりました。
車の電源は直流12Vまたは24Vになっています。先ほど差し込んだ電源取出し用のヒューズからの電源は+(プラス)電源なので反対側のー(マイナス)電源をつなぐ必要があります。
車のほとんどはボディアースといって簡単にいうと車のボディにマイナス電源をつなぐと電気が流れるようになってます。
しかし、どこでも繋いでいいというわけではないので車の中をよくみるとー(マイナス)電源をつないでいる場所が何か所もあります。
よーく調べるとカーナビやラジオ、ETCの線が車のボディとつながっている所があるのでそこを利用するのがおすすめです。


車のいろいろな所に写真のような取付個所があります。写真のような六角ネジで止まっている場合が多いのでスパナなどで緩めてから取付けることができます。
取付ける際には「Y端子」という独特の部品を使うのですが、これもホームセンターなどで売ってるのでご安心を。
少し高くなりますが、最初から「Y端子」が付いた増設用の電源ソケットも売っているのでご安心を。

これで電源が入ってドライブレコーダが正常に動くことを確認してから復旧して終了です。

で、取付けた結果がこちら

まあ、それなりに出来たと思います。
あっ?写真に写っているケーブルステッカーも普通に売っているので使うと露出している部分の配線がきれいにまとまりますよ。

今回の作業時間は1時間程でした。
この取付作業をお店でお願いしようと見積もりを取ったら、
8,000円~12,000円と書いてありました。
ちなみに、業務無線を取付ける仕事をしていたとき無線機の取付料金は
12,000円~18,000円(車の種類による)
お客さんに請求しておりました。

お金の節約という部分もありますが、DIYの楽しみの一つとしてやってみるのもいいかもしれません。
取付位置などを自分で決めることができますし、運転中に視界に入ってストレスになる時は取付個所の変更できる点もおすすめできるポイントです。

ただ、本当にドライブレコーダーを取付ける際はあくまでも
自己責任でお願いします。

2020年08月15日