落とします


現在使っている携帯電話会社の「OCNモバイルONE」が新規契約終了とのこと。
現契約者はそのまま使えるそうですけど、いつまで使えるのかちょっと心配。
一番の心配はスマホの機種変更が今後も出来るのかどうか?
モトローラ携帯のスマホは結構コスパ良いので次も欲しいんだけど、機種変更はどうなるのかな?

さて本題
今回も離婚ネタでいきます。
前回は自分が依頼した弁護士をコケにした感になったので「禊」も兼ねて弁護士らしい姿をご報告したいと思います。

離婚裁判の最終段階である出廷(本人答弁)でのことです。
よくテレビで出る裁判所の法廷に赴いて双方意見を言うのですが、まあ形式的な所もあり簡単に終わるかな?と思って、弁護士さんと私で想定問答はしていたのですが「やっぱり」というような答弁が以下のようにありました。

(事前確認)
嫁弁:元嫁側担当弁護士
私弁:私側担当弁護士
でお願いいします。

嫁弁:あなたは住宅ローンを払っていたのはどうゆう見解ととらえてましたか?
元嫁:住宅ローンは肩代わりだと思っています。
嫁弁:それではどうしたらよいと考えていますか?
元嫁:住宅ローン肩代わりを全額払ってほしい
嫁弁:全額ということですね、大体いくらくらいになりますか?
元嫁:7.6万円を4年分で約360万円だと思っています。
嫁弁:その額で相手方は認めてますか?
元嫁:いいえ、住宅ローンは家賃替わりではないと思ってます。
嫁弁:住宅ローンは肩代わりと主張して終了します。

私弁:あれだけ調停中のメモを出しても認めないという感じですね。
   裁判官もメモの有効性を確認したのにしつこいですね。
私 :うーん、裁判官の良心に頼るしかないのかな?
   反対答弁に弁護士さんの後に参加して、私名義の通帳を返却せず、
   自分の給料で支払っているのをアピールしてみたいと考えてます。
私弁:はい?
   元嫁さんは自分の給料からあなたの住宅ローン口座に入金してたんですよね?
   すぐに確認しましょう。
   銀行から取り寄せた口座履歴を確認してみましょう。
   確かに、毎月口座に入金がありますね。
   確認しますが、あなたは通帳もキャッシュカードも返してもらってませんよね
私 :返却はされてません。
私弁:もう一つ確認します。
   口座履歴の支店番号は前に一緒に確認しましたけど
   すべて元嫁さんの勤務先近くの支店のATMですよね。
私 :そうです、銀行から店舗コードの一覧を貰って確認してます。
私弁:確認は以上です。
   私さん反対答弁には参加しないでください。
   私に考えがありますので見ていてください。
私 :えっ!!どうしてですか?

私弁:確実に落とします

裁判官:反対答弁はありますか。

私弁:はい、弁護士のMです。では質問させていただきます。
   あなたは、住宅ローンの支払い義務は原告であると主張してますが
   間違いありませんね。
元嫁:間違いありません。
私弁:わかりました。
   確認しますが、住宅ローンの支払い口座の通帳はあなたが持ってますね。
元嫁:はい預かってます。
私弁:生命保険や税金などの支払い口座は原告に返却されてますよね
元嫁:はい返却しました。
私弁:それはなぜですか?
元嫁:調停で話し合ったからです。
私弁:そのほかにも私さんが支払いに合意したものはありますか?
元嫁:はいあります、子供の通信教育やインターネット回線があります。
私弁:ということは、調停の際に細かい生活費の分担の話し合いはあったということですね
元嫁:はい、ありました。
私弁:住宅ローンの話し合いもあったということですね。
元嫁:はい、ありました。

弁護士さん、会心の一撃!!

私弁:続けます。
   住宅ローンの口座を返却しなかったのは調停で合意したからですよね?
元嫁:はい、そうです
私弁:なぜ、住宅ローンの口座を返却しなかったのですか。
元嫁:住宅ローンを家賃として払うためです。

あら、自分から発言したっちゃよ!!
相手弁護士さん天井見つめて呆然としてます・・・。
裁判官は真面目な顔してますが、目が笑ってる!!

私弁:確認します。住宅ローンは家賃替わりですよね。
元嫁:はい、そうです。

私弁:以上で質問を終了します。

私は机の下でガッツポーズ!!
弁護士さんが小声で、
もう少しかかると思ってましたが、相手が自爆して助かりました。

裁判後に弁護士さんに「落とせる確信はどこにあったのですか?」
って聞いたら。

裁判所で嘘ついたら犯罪ですよ。
それだけです。
相手の良心に賭けただけですよ(笑)

いやぁ 弁護士の本領を見たけど、こっちの弁護士でよかったと思った瞬間でした。

ちなみに、判決では住宅ローン=家賃が認められました。


 

2023年06月25日